こんにちは。ACE 1fitnessトレーナーのユウタです。
トレーニングベルト(パワーベルト)の効果と種類別の特徴について解説するとともに
、筋トレ目的別に最適なおすすめのタイプをご紹介します。
トレーニングベルトを巻く意味には大きく2つあり、それは以下の通りです。
①腰の保護や腰痛の予防
②最大筋力の向上
まず第一に、トレーニングベルトを巻くことによって物理的に腰が保護・サポートされます。そして、次に腹圧を上昇させることにより最大筋力が上昇できるという意味があります。
次の項目では、それらをさらに詳しく解説します。
トレーニングベルトを巻くことにより、物理的に腰回りを圧迫固定し、脊柱起立筋に代表される腰回りの筋肉をサポートすることができます。
脊柱起立筋は腸肋筋・最長筋・棘筋から構成される背骨に沿った筋肉群で、「体幹を伸展させる」「体幹を回旋させる」「背骨を真っ直ぐに維持する」働きがあります。
トレーニングベルトは、この脊柱起立筋の作用のなかでも「背骨を真っ直ぐに維持する」作用をサポートする働きがあります。
また、
脊柱起立筋を痛めることにより腰痛が発生しますので、脊柱起立筋をサポートすることにより「腰痛を予防する」働きがあるとも言えます
隠された効果とは
トレーニングベルトには、ここまで解説した三つの物理的効果のほかにも隠された意味・効果があります。
トレーニングのセットに臨む直前、トレーニングベルトを締めなおし「パチッ」とバックルを閉じる瞬間、心のスイッチが入り精神的にたかぶります。
この時に、活動をつかさどる交感神経が刺激され、アドレナリンに代表される最大筋力を向上させるホルモンが分泌されます。
上の動画は、そんな精神と肉体の融合関係がイメージできる内容となっています。是非、ご覧ください。
人は、物理科学だけでは説明できない「精神の生き物」なのです。
脊柱起立筋の拮抗筋(反対の作用を持つ筋肉)が腹筋群で、腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋の4層構造をしています。
腹筋群は「体幹を前に屈曲させる」「体幹を横に屈曲させる」「体幹を回旋させる」「腹圧と姿勢の維持」という作用を持ちますが、トレーニングベルトは「腹圧と姿勢の維持」という作用に深い関わりがあります。
つまり、トレーニングベルトによって外部から腹部・腰部を圧迫することで、腹横筋の持つ「腹圧と姿勢の維持」作用をさらに増幅させることができます。
腹圧が上昇すると、最大筋力も上昇することが知られており、これにより特に体幹を伸展させる(背すじを伸ばす)動作における最大筋力が上昇します。
緩くては意味がないがきつすぎてもダメ
トレーニングベルトの締め方は、まず緩くては全く意味がありません。装着したままベルトを回せるような締め方ではほぼ効果はありません。
また、トレーニングベルトはきつく締めすぎても最大の効果は発揮できません。この締め具合には個人差があり、最適な締め具合は自分自身が日々のトレーニングのなかで見つけていくことになります。
初心者の方にアドバイスするとすれば「考えているよりもずっと強く締める」ということです。
お腹をへこませ、ほぼいっぱいいっぱいまでベルトを締め、バックルを閉じるという感じです。
イメージとしては腹部とベルトの間に、何とか指が差し込めるかどうか、という程度の締め方がおおよその目安になります。
また、幅の広く硬い革製パワーベルトなどは、新品のうちはかなり痛く、トレーニング後にアザができることもありますが、そのくらいが適切な巻き方です。
硬いベルトも、何度も装着しトレーニングを繰り返すうちに少しずつ自分の体型にフィットするように微妙に変形しますので、最初は痛くても少し我慢してトレーニングを行ってください。
セット中以外は外すか緩めておく
なお、、実際に負荷がかかっているトレーニングセット中以外の時は、トレーニングベルトは外すか緩めるようにしてください。きつく締めたままだと呼吸や血流の妨げになり、インターベルで十分に回復することができなくなります。
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